ねがいごと

目を閉じて

てのひら合わせて願うこと

自分のため？

誰かのため？

みんなのため？

その手の中に

何を込めるかは自由なんだ

そして願いを叶えるのは

願いを込めたその両手

てのつかいみち

奪うためじゃなく

後ろ指を指すのでもなく

僕の夢を掴み

君と、誰かと

分かち合うために

この手を使いたい

万華鏡

キラキラ光る

わたしだけの万華鏡

スキなビーズを集めて入れて

二つとない万華鏡

くるくる回せば形は変わるけど

それはもう二度と見れないのね

あの時を止めたかった

あのままにしておきたかった

変わることを恐れていたのに

飽きてしまうものなのね

私の心、万華鏡

回る度に変わっていく

ひとつのものが乱反射

何だか大げさになっていた

リスタート

いつからでもいい。

スタートはまだ

始まっていないかも知れない。

君が、決めるんだ。

今からでもいい。

リスタートでもいい。

何度も何度も

つまづいては

スタートのピストルを鳴らして

その度に少しずつ

未来に向かえばいい。

神様と宇宙人とサンタさん

始まりは小さなウソ。

見えることしか信じなくなった。

苦しいときだけ神だのみして

あとは神様なんていないと言う。

どこかの星では宇宙人がいるってこと

そんなの笑い話のネタなんだ。

小さい頃はプレゼント欲しさに

『サンタさんは　いるんだよ』って

信じたフリをしてたけど、

神様だって宇宙人だってサンタさんだって

どれも見えないものなんだけど

信じてみるよ、今からでも。

空も僕もキャンパス

知っているのに気づいていない

太陽があって、雪があって

たまに虹が出たり、

雨や雪が降ったりして

雷や、夜の暗さだって

どれも必要で

どれかがあるから

空でいられる。

何もなかったら、真っ白な空。

誰かがいるから、

僕を支えてくれるから、

僕に色がつくってこと。

サイコロ

僕の心はサイコロ。

半と出るか丁と出るか……

でも、それだけじゃないんだ。

もしかしたら、

みんなの心もサイコロで

その目によって

凹んでいたり出っ張ったり。

僕の１の目が凹んでいて

君の１の目が出っ張っていて。

だからきっと

一緒に居れて

だけどきっと

違う目になったら

ケンカをして。

でも、それだけじゃなくて

みんなのサイコロの目の数は

それぞれ違っているんだ。

その場その場でサイコロ振って

君に合わせて目の数変える。

イカサマかも知れないけれど

それで絆が深まるなら

イカサマなんかじゃないんだ。

半と出るか丁と出るか……

それだけじゃないんだよ。

お店屋さん

もし

あたしがお店を開くとしたら

『ビビり屋』になるかな。

あと一歩が踏み出せない。

まわりの顔色で判断して

勝手に未来を予想して

それなら

『占い屋』になった方が

いいや。

でも

できるなら

『頑張り屋』がいい。

諦めないで

生き続けたい。

そして

みんなにも笑顔をあげる

『頑張り屋』になりたい。

大きなパズル

僕の足りないもの。

僕の欠けている部分。

そこを防ぐように、

君は何かを持っている。

君の足りないもの。

君の欠けている部分。

そこを防ぐように、

僕が、誰かが、

ぴたりと埋まるものを

持っている。

そうやってみんなが繋がって、

大きなパズル。

時には合うものがないピースだってあるさ。

だけどね、

そんな時は

接着剤で埋めちゃえば良いんだ。

ぎこちないけど、

いつかは馴染むよ。

マイナス１ピース

僕は、過去が苦しいから、

楽しい過去に変える為に、

わざと記憶の１ピースを

失くしたんだ。

そうやって、

パズルは永久に完成することなく

僕はまた、

新しい形をあてはめていって

足りない部分を

埋めようと、

『楽しい』と思いながら

生きていくんだ。