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詩集。新しいものと過去のもの、 少しずつアップしていきます。
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君がひだりななめのポジション

そこから降ってくる声が

僕には心地良いから

風に触れる振りをして

僕は一歩前を行く



君が僕をみおろすポジション

そこから降ってくる声が

僕には心地良すぎるから

わざと靴ひもを結び直す



遠くで呼ぶ 君の声より

近くで感じる

君の声がすごくすきで


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きみはぼくを可愛がってくれるの

女の子になれなかったぼくの

うしろがみがサラサラだと言って

その前髪が素敵だと言って

頭を撫でてくれるの

ねぇきみよ

ぼくはちっとも可愛くないの

もっと素直になれたなら

少しは可愛くなるのかな

もっと素直になれたなら

ぼくから手を繋げるのかな


色が隠れる季節に

小さな幸せ感じるの

白ベンチで飲むココア

暖かくて嬉しいと言うと

彼はわたしを抱きしめて

自分の方が暖かいと言う

熱いココアより暖かい

だけど熱くも痛くもない

あなたの温もりがあるから

この季節を乗り越えられるの

そんなこと恥ずかしくて

言いたくないから

冷えた鼻にそっと口付け


わかっているの

あたしじゃムリなの

あなたはわかっていないのよ

優しくされて嬉しい反面、

もうやめてほしいという矛盾

同じものを愛さなければ、

終わるかもしれない関係に

不安なんて持たなかった

何で?

あなたをスキになったこと

何で?

同じものを愛すこと

何で?

その笑顔を見ると苦しくなるの

喜ぶべきすべてのものが

今のあたしじゃ辛いだけ

ねぇ

この気持ちを伝えても

今の関係でいられるのなら

あなたをスキだと叫びたい

願わくば、

同じ男で居たかった


泣きたくないと嘆くわたしに

あなたはいつもの言葉を添えて

飴玉やチョコレイトを

この口の中に放り込むの。

『甘いものを食べるとね

 涙が乾くんだよ。

 だって涙はしょっぱいもの。

 体の塩を出そうとするなら

 甘いもので埋めればいい。』

そんなことあるわけないのにと

頭で解っているのだけど

わたしの滴は途切れてしまって

笑わずにはいられない。

ほら、泣きそうなわたしのために

彼はいつでも甘いものを。


キラキラ光る

わたしだけの万華鏡

スキなビーズを集めて入れて

二つとない万華鏡

くるくる回せば形は変わるけど

それはもう二度と見れないのね

あの時を止めたかった

あのままにしておきたかった

変わることを恐れていたのに

飽きてしまうものなのね

私の心、万華鏡

回る度に変わっていく

ひとつのものが乱反射

何だか大げさになっていた


初めて塗ってみたの

真っ赤なマニキュア。

ちょっぴり

セクシーになった気がして

意地悪く

障子を破ってみたくて……。

でも

ワタシは大人になったのだから

やめておこうかしら。




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プロフィール
HN:
飛鳥
性別:
非公開
趣味:
音楽・ことば
自己紹介:
日記や、それ以上のペースで詩を紡ぐこともあれば、何ヶ月も描けないときもあります。
言葉遊びみたいなものもあれば、悩んだ内容やこれからの自分にとっての課題についての内容もあります。
共感なんて望んでいません。
でも、何かを感じたなら、嬉しい。
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