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詩集。新しいものと過去のもの、 少しずつアップしていきます。
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真っ直ぐだけど歪んでいて

果てしなく見える空は高い。

寝転がって手を伸ばせば

いつでも届きそうだった夏の雲は流れ

立って見上げても遠い。

ほら、

鱗雲があんなに遠く。

空に触れたい

高く高く高く!!

僕の声よ届け

上に上に上に!!

吸って吐く息は

少し土の香りがした。


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空には色が無いけれど

知ってた?

雲にも色が無いってこと

じゃないと雲は光らない

月が膨らむ夜にはね

そこを通る雲たちは

虹色になって踊るんだ

曲はワルツか分からないけど

僕もつられて踊るんだ

知ってた?

月と雲とで虹色に


シトシトシト

声も出さずに泣く君と

あのころの僕を重ねてしまう。

君の泣き顔見たくないから

カーテンは閉じたままで。

むせるように唸る雷

どれだけ君は辛いの溜めるの

到底理解出来ない僕は

静かに音楽を流し始める。


空を見上げていつも思う

君は眠くならないのかい?

昼は雲を飛行機を飛ばして

雨を雪を降らせては虹を掛け

夜は星のカーテンぶら下げて

月を吊す。

いつか

疲れきった君は太陽を落とし

地球をポンと消してしまう

そんなことを考えると、

僕が代わるよ、

そう言いたくなるんだ

僕が代わりに、地球を包んで

そっと包んで大事にするから

だから、これ以上

濁った色にならないで。

見上げた僕が願う先

無言のままで、

空は今日も空のまま。


爪先から落ちていく

『あーした天気になぁーあれ』

叫んで飛ばした靴を追う

雨上がり空に架かる橋

靴に触れたらいいのにな

逃げ遅れたちぎれ雲

靴に結べば飛べるかな

晴れを願って飛ばすより

虹を願って飛ばしてみよう

僕の靴、宙を舞って

知っているのに気づいていない

太陽があって、雪があって

たまに虹が出たり、

雨や雪が降ったりして

雷や、夜の暗さだって

どれも必要で

どれかがあるから

空でいられる。

何もなかったら、真っ白な空。

誰かがいるから、

僕を支えてくれるから、

僕に色がつくってこと。


人はみな『青空』と云うけど、

空はちっとも青くないんだ。

ただ

宇宙の蒼さと

太陽の光が溶け合って

『青』になるんだ。

空は、ほんとうは

透明なんだよ。
左が光の空



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プロフィール
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飛鳥
性別:
非公開
趣味:
音楽・ことば
自己紹介:
日記や、それ以上のペースで詩を紡ぐこともあれば、何ヶ月も描けないときもあります。
言葉遊びみたいなものもあれば、悩んだ内容やこれからの自分にとっての課題についての内容もあります。
共感なんて望んでいません。
でも、何かを感じたなら、嬉しい。
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