詩集。新しいものと過去のもの、
少しずつアップしていきます。
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耳鳴りの夜
特大サイズの満月が いつもと違う道を行く その西を走る僕 ペダルを濃いで想うのは 君の意外なセリフだけ 喉の奥が熱くなる それを僕は たまたま聴いていた 優しい曲のせいにする 誰も居ない田舎道 今、聞きたい 君の言葉を PR
君がひだりななめのポジション
そこから降ってくる声が 僕には心地良いから 風に触れる振りをして 僕は一歩前を行く 君が僕をみおろすポジション そこから降ってくる声が 僕には心地良すぎるから わざと靴ひもを結び直す 遠くで呼ぶ 君の声より 近くで感じる 君の声がすごくすきで
君がお喋りを始めると
まるで雪が降るように 僕の視界に白が紛れ込む それを目で追うけど いつもどこで消えるのかわからなくて とりあえず僕は君の手を強く握る ねぇこの冬も きっと雪は積もらなくて 綿の雪をツリーに飾るんだろう? そうじゃなくて 僕らが喋ればちょっとだけ 気分はホワイトクリスマス
きみはぼくを可愛がってくれるの
女の子になれなかったぼくの うしろがみがサラサラだと言って その前髪が素敵だと言って 頭を撫でてくれるの ねぇきみよ ぼくはちっとも可愛くないの もっと素直になれたなら 少しは可愛くなるのかな もっと素直になれたなら ぼくから手を繋げるのかな
色が隠れる季節に
小さな幸せ感じるの 白ベンチで飲むココア 暖かくて嬉しいと言うと 彼はわたしを抱きしめて 自分の方が暖かいと言う 熱いココアより暖かい だけど熱くも痛くもない あなたの温もりがあるから この季節を乗り越えられるの そんなこと恥ずかしくて 言いたくないから 冷えた鼻にそっと口付け
駅のホーム
ベンチに座り 僕はくるみパンを頬張る 3つ隣に老人が腰をかけ 軋むベンチが揺れ続け やがて地割れが起こる 僕は呑み込まれて くるみパンが宙を舞う ぽとり、と パンからこぼれた くるみの欠片 帰ってきた僕の視界で テールランプがまばたき 両手に持ったパンの裂目が 妄想で見た あの地割れのようだった
人って生き物
自分勝手でいつも正しい じゃないと生きていけないから 間違いを認めないことが最大の防御で テキの汚点探す見つけるそれが攻撃 必殺技はミテミヌフリ 僕の背後で泣く子供 君の背後で苦しむ誰か いつかのアンケート 『もしも願いが一つ叶うなら』 ねぇ、こんなとき 僕は思ってもみないことを願うんだ 『じゃあ僕を ジーニーにしてください 僕がみんなの願いを叶えるから』 そんなキレイゴトを妄想 その続きも予想できて 結局は変わらないであろう世界に 僕は必殺技を選択 ランプの精が現れとき ねぇ、君なら 何を願う?
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プロフィール
HN:
飛鳥
HP:
性別:
非公開
趣味:
音楽・ことば
自己紹介:
日記や、それ以上のペースで詩を紡ぐこともあれば、何ヶ月も描けないときもあります。
言葉遊びみたいなものもあれば、悩んだ内容やこれからの自分にとっての課題についての内容もあります。 共感なんて望んでいません。 でも、何かを感じたなら、嬉しい。
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